「飛行機」が苦手な理由

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私は飛行機が苦手だ。

これは先日嫁と話をしていて、出た話題である。


よく、「あんな鉄の固まりが空を飛ぶはずがない」とか、「落ちたら死んじゃうよ!」という理由が考えられる。

私の理由は明らかに後者である。

 なぜ前者ではないのかと言うと、飛行機が飛ぶ原理やしくみを知っているからである。飛行機というものは、人間の移動手段としては最高速であり、現代科学の推移を集めて建造されており、あれが「空を飛ぶ」というのはしかるべきことなのだ。

 簡単に原理をいうと、飛行機には翼がある。その翼の断面図を思い起こしてほしい。
 翼に全面から風(空気)を受けると、翼の上側を通る空気と下側を通る空気の圧力の差によって、翼自身を上方向に持ち上げる力が生じる。これを「揚力」と呼ぶ。
 飛行機には様々な大きさの物があるわけだが、例えばボーイング767などのジャンボジェット機。あの巨体を空中に持ち上げる訳だから、相当の揚力が必要になってくる。つまり、それだけの揚力を得るには翼の上面と下面の圧力差を生む必要が生じ、その結果、あのような長い滑走路とハイパワーなジェットエンジンを使用する。滑走路の端から加速を始め、機体を持ち上げるに足るだけの揚力を得られたことを確認し、翼を倒して離陸する。

 と、飛行機はこのようなことをして離陸していく訳であるから、私は離陸は好きだ。

 私が飛行機を苦手としているのは、「離陸し終えたときから、着陸態勢に入るまで」である。

 あの、離陸後、「席を離れてもいいですよ」という意味の「ポーン・ポーン」と鳴る音。あれはある意味私にしたらここからがデンジャラスゾーンですよ、という意味に聞こえる(^^;)

 なぜその時間を私は苦手と考えるかであるが、それは、

 「人任せにできない」

からである(笑)

 自分の命を、パイロットという人にゆだねてしまう。はたまた、機体が安定したりすると、オートパイロットなぞに任せてしまうではないか。そんなものに自分の命をゆだねるのが不安なのである。
 例えば、機体の何かしらの部分が故障して、墜落に至るような事態になったとき、私自身に何もできることがない。あたりまえだが。。。自分が何もできないまま、お約束の防御態勢をとり、そのまま地面へ叩き付けられるなんて、まっぴらごめんである。

 だから私は飛行機の中で一睡もしたことがない。。。
 仕事で海外(インド)へ行ったことがあるが、その合計11時間の飛行機の旅は地獄そのものであった。機内でのお酒を飲んでも眠れないし、眠れないので睡眠薬等はないか?とスチュワ−デスに聞こうにも、全員インド人。。。。(ToT)。「Beef or Chicken??」などと悩んでる場合ではない。

 仕事で鳥取支店にいたときに、同じように飛行機が苦手な人数名で、「飛行機に乗らないぞ会」を作っていた(笑)

 その会で先輩が、

 「なぜ飛行機のスチュワーデスはあんなに奇麗なのかしってるか?」

と聞かれ、

「さぁ?、なんでですか?」と聞くと、

「あれはな、最後の晩餐なのだよ。いつ墜落してもおかしくないと言うこの飛行機に乗ってしまった乗客へ、最後くらいは奇麗なおねえさん方に囲まれて死んでしまった方がいいだろう?。それに、機内でのコーヒーなどのサービス。たかだか国内線の1時間弱のフライトにも関わらず、あんなサービスをしてくれるのは、死ぬ前にしてくれる最後のサービスなんだよ。。。。航空会社は、いつ墜落しても後悔のないようにあんな奇麗なお姉さんやサービスでもてなしているんだよ。」

 私は妙にこれには納得してしまった(笑)


 だが、この「墜落したらどうするの?」という不安を一つだけ解決する方法がある。

 それは、飛行機を自分で運転することである(笑)

 これならエアーポケットに落ちようが、乱気流に巻き込まれようが、自分の操縦次第で結果が生まれる。そして、自分の操作ミスにより墜落して死んでしまったのなら、それはそれで本望であろう、と私は思う(^^;)

 要は、信頼していないんだと思う。何に対しても(^^;)


 今でも私は飛行機が苦手だ。
 同じ行き先への経路で、陸路があるとするなら、間違いなく陸路を選ぶであろう。到着時刻が圧倒的に違ったとしても。


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