第6章 「けむり」

銀河鉄道999をマジで作ろう
このカテゴリーでは、永遠の名作「銀河鉄道999」に出てくる宇宙を旅する機関車999号をまじで作るには、現実的にどのような障害があるかを検討し、実際に作ることがどの程度可能であるかを検証していきます。ゆっくりと(笑)、更新、追加してゆくつもりですので、暇な人は見に来てくださいね。(注、このサイトに出てくる人物名、乗り物名、その他固有名詞などは、あくまでも空想上の物語、銀河鉄道999を建造したいという趣旨の元、都合上登場するものです。名指しでその方がたなどを中傷、批判などをしているのではありません。あしからず)。


第6章:「けむり」

 さぁあなたは、伸縮自在な無限空間軌道の中を999に乗って最初の停車駅「火星」に向かって進んでいます。すばらしい光景です。宇宙の海原の中を一筋のけむりをたなびかせながら、颯爽と駆け抜けてゆきます。。。。おっと、ここでまた見逃せないものを発見しました。そう、あのSLには欠かせない「けむり」です。
 宇宙という、地球の環境と完全に異なる場所では、このような些細なことも見逃せません。このままほっといては、あなたの乗った999号は、一瞬にして宇宙の藻屑と化してしまうでしょう。逆に、このような999号の魅力の一つと考えられるものを設計段階から除外してしまったら、全国、いや全世界、いやいや全宇宙の「銀河鉄道999ファン」が『戦士の銃』を持ってあなたを撃ち殺しにくるでしょう。もれなく私はあなたの「命の炎」を食べに行きます(笑)。

 まず、けむりはどのくらい必要なのでしょうか。コミック版をみるかぎり、999の全長より長く出ていなければなりません。これはけっこう至難の業のような気がします。地球の環境でもこの長さのけむりを出すのは難しいでしょうねぇ。

 問題は、これが「けむり」というものなのかどうかです。つまり、あのような灰色?の帯をだすには、ものを燃やしたりしたときの煙であるか、または蒸気であるかということです。両方かもしれません。銀河鉄道999の設定では、動力機関は「超次元機関ボイラー(3連流体動力機関)」ということだそうです。これならあれだけの長さのけむりをたなびかせることも可能でしょう。ボイラーだし。。しかし現在、そんな動力機関はありません。
 ここで、あれが煙か蒸気であると仮定したとき、問題が生じます。第5章で述べたように、999は無限空間軌道という空気を充填した筒のなかを走っているのです。この問題はけっこう切実です。いくら空間軌道の中に空気が充填してあって、鉄郎は窓を開けられるといっても、前方の機関車両から煙を吐きながら走っていては、彼も煙いでしょう(笑)。また、閉鎖された空間軌道の中で煙なんかを出していては、ただでさえ地球から空間軌道を通して送っている貴重な空気を無駄にしてしまいます。

 ということは、あれは煙ではない、という結論になります。

 では、あれは何か。機関車両にホログラフィーをつけて、あの形を映し出せばよいではないかという考えが浮かびます。。。今現在、あれだけの具体的な視覚効果を得られるほどのホログラフィーなんてものがあるんでしょうか。というか、ホログラフィー自体あるんでしょうか。。おそろくこの考えは却下ということになるでしょう。

 では、次の案として、レーザーです。最近の歌手のコンサートとかでも見たことがある人もいるでしょう。ドライアイスを炊いて、そこにレーザーをあてると、その当てたところが見えるわけです。そのレーザーの色で。普通レーザーは、発射口の方向を直視しないとみえないのですが、これはドライアイスなどによってレーザーが四方八方に拡散するからです。まぁ、空気上では、いろいろなもので拡散するので、多少は見えることは見えるのかもしれませんが。。
 ということで、機関車両、旅客車両を含め、すべての車両からドライアイスを上方にむかって炊きます。そして、機関車両からレーザーを出します。そのレーザーはコンピュータ制御によって、あの煙の形にトレースするのです。これなら今の科学水準でなんとかなります。

 ちょっとレーザーについての知識が僕自身中途半端なので、だれかアドバイスをください(^^;)