第5章:「宇宙へのいざない」

銀河鉄道999をマジで作ろう
このカテゴリーでは、永遠の名作「銀河鉄道999」に出てくる宇宙を旅する機関車999号をまじで作るには、現実的にどのような障害があるかを検討し、実際に作ることがどの程度可能であるかを検証していきます。ゆっくりと(笑)、更新、追加してゆくつもりですので、暇な人は見に来てくださいね。(注、このサイトに出てくる人物名、乗り物名、その他固有名詞などは、あくまでも空想上の物語、銀河鉄道999を建造したいという趣旨の元、都合上登場するものです。名指しでその方がたなどを中傷、批判などをしているのではありません。あしからず)。


第5章:「宇宙へのいざない」

 さぁ、あなたは今、地球の引力に逆らえるほどの速度で大気圏の外、宇宙へと旅立ちました。きっと、胸の奥では、ゴダイゴのテーマソングが流れていることでしょう。

 第4章で、アンドロメダにたどり着くために、第3宇宙速度で離脱しなければならないと書きましたが、宇宙空間で何らかの動力源で加速動作をすると考えると、第1宇宙速度で十分だと考えました。この章を借りて訂正したいと思います。

 さて、あなたの隣には「メーテル」、向かいの席には窓を開けて、流れていく星を珍しそうに見ている「鉄郎」がいます。。


!!


窓を開けている!?


 そう、999は窓を開けても窒息、もしくは車内の空気が宇宙空間へ拡散しないというすばらしい機能をもっています。これはどういうことなのでしょう。単純に、車内の空気の気圧と、車外の空気の気圧とが等しいということになります。というか、車外にも空気が存在する、ということになります。また、生身の体の人間である鉄郎がなんの違和感もなく呼吸できるということですから、空気の構成要素は地球の大気とほぼ同程度ということなのでしょう。これはご存じのように、宇宙空間に管状の空間軌道があるから、ということです。この空間軌道はどうなってるの?、と銀河鉄道株式会社に問い合わせたいところですが、今のところそんな会社は存在しません。ですので、私たちでなんとかしましょう。

 この空間軌道は、999を離れた場所からみても、車両が見えるわけですから、少なくとも半透明以上の透過率で構成された物質でなければいけません。そして、内側である空気の気圧と外側である真空の宇宙と、二つのとてつもない圧力差を受けてもびくともしないような硬度を持っていなければなりません。専門家でもないので、そんな物質は思いつきませんが、とりあえず、防弾ガラスを厚さ数mにでもすればそれくらいできるのでしょうか。

 ここで、問題が発生しました。空間軌道の中を999は進むとすると、空間軌道は地球から数々の惑星を経由してアンドロメダまで到達していなければなりません。途中の道のりをワープなどで飛ばす、ということを考えなければ、ものすごい距離になるわけです。アンドロメダ星雲までは約220万光年あるのです!

 もう一つ、太陽系に関して言えば、それぞれの惑星には「公転」「自転」とうものが存在します。たとえば、地球から最初の停車駅「火星」を例に取ります。火星の公転軌道の半径は約3600万km地球の公転軌道の半径は約1500万kmです。それぞれの星の自転による距離差を考えなくても、接近しているときと最も離れているときで約3000万kmもの差が生じます。つまり、空間軌道は、最初の停車駅「火星」までの間だけで、3000kmもの差を埋めなければなりません。よって、空間軌道は伸縮自在でなければならないということです。

 さらにもう一つ、空間軌道は単線にすべきか否か?という疑問がわいてきます。これはその軌道にどれだけの使用頻度があるかということにかかってくると思います。

 コミック版の旧シリーズで、鉄郎がアンドロメダまで行って帰ってくることの2回。そして、新シリーズでメーテルが地球にやってくるのと鉄郎とまた出発するので2回。わかっている範囲で4回使用されています。はっきり言って、これは使用頻度が低すぎる。よって、単線でつくりましょう。単線でもまだまだ元は取れないような気もします。だから、銀河鉄道のパスはものすごく高いのでしょう。べつな見方として、トレーダー分岐点から、それぞれの111や333などの列車が別々な方向に出発していくというのがみれますから、別の列車がその空間軌道を使うというのも考えられないということになります。

 またまたさらに問題点。空間軌道の中は空気だと述べました。お気づきの方もおられるでしょうが、その空気の総量です。火星や土星にもとから空気は存在していません。なので、地球の空気を空間軌道を通して送る?ということになるわけです。まぁ、惑星大アンドロメダにも空気があるとすれば、後半はそっちから送ってもらいましょう。

 というわけで、はっきりゆって、今の地球全体の経済をすべてつぎ込んでも、銀河鉄道と同等の運営をしてゆくことは困難でしょう。どこかにパトロン惑星でも見つけるしかありません。銀河鉄道株式会社はものすごい経済力があり、建設費、ランニングコストなどをいとも簡単に出せるのでしょう。




・読者情報による補足その1

 車掌さんからの情報。

 999の無限空間軌道は直径40mもあるそうです。ということは、アンドロメダまでの総空気量はすごいでしょうねぇ。。

 ちょっと計算してみました。アンドロメダまで220万光年、空間軌道の直径を40mとし、各惑星での空気量を無視すると、空間軌道だけで、約26ジョ立法メートルになります。”ジョ”という単位は、1兆の1兆倍です。

 ここで比較として、地球の体積ですが、半径を約630万mとすると、体積は約10ガイ立方メートルです。”ガイ”という単位は、1兆の1億倍です。なので、全空間軌道の空気の総量は、地球の体積の約26000倍です。計算するとき、ものすごい倍率が出てくるのかと思いきや、そんなでもなかった気がする。。。これくらいで済むのか。。。(この計算、あってんのかなぁ。。。)

・読者ご指摘による補足その2

 にゃすさんからのご指摘で、「地球と火星が太陽を挟んで反対側だったら、太陽ぶち抜くんでしょうか。」とのことです。たしかにこれはするどい。。。気づきませんでした。

 これについては、後の章で考察していることにつながるんですが、第9章で、無限空間軌道は重力を生み出すために弧を描いていると私は考察しています。ご指摘の状況は、無限空間軌道が直線状であるということが前提条件になっているかと思いますが、弧なので、まぁ、よけるんでしょう(笑)、太陽を。ようするに長縄飛びの要領で、地球と火星で長縄を持ち、間に太陽をはさんで長縄飛びをするっていうかんじでいいかと思います。
 しかしこれだと、弧の中を進んでいるときの遠心力と、長縄を回すときの遠心力で重力が倍増してしまいますから、その辺は弧の半径(R)と空間軌道をまわす速度を適宜調整すればいいでしょう。

・読者ご指摘による補足その3

 車掌さんからのご指摘で、「空間軌道はどのように建設するのですか?」というのがありました。たしかに999とは違って、宇宙空間に建造するわけですから、かなりむずかしいですね。やはり、宇宙ステーション、スペースコロニーが手っ取り早し方法でしょうか。毎回スペースシャトルなどで宇宙まで資材を運搬していてはコストがかかりすぎます。やはり宇宙ステーションをとりあえず一個作り、あとはそこで資材を調達することにしましょう。


・読者ご指摘による補足その4

 松本零士ファンさんからのご指摘で、 「ワープをするのであれば、なおさら空間軌道に空気は必要ない。列車を包む空間だけでいいのでは」とのことです。たしかに言われてみればそうですね(^^;)。しかもよくよく考えてみると、999はものすごい速度で走っているわけですが、そんな空気があったら空気抵抗でものすごい熱を発します。スペースシャトルの大気圏突入ど同じですね。ですが、999である異常多少なりとも周りに空気がないとだめですので、こうすることにします。ワープの時は空気なし、ワープ以外の通常航行の時は空気あり(笑)。でもどうやって??


・読者ご指摘による補足その5

 松本零士ファンさんからのご情報で、「ワープには松本論理の超巨大推進力による加速と、スター・トレック論理によるワープ・フィールド作成 によるブラック・ホール墜落ワープが一般です。 」とのことです。

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