不安は敵ではない

昨日は、月に一度の通院の日でした。

昨日はいろいろと先生と話をしてきました


パニック障害には、「不安」というものがつきまといます。

それは専門用語?で「予期不安」といいます。

「電車に乗っているときにパニック(発作)が起こったらどうしよう」
「車を運転しているときにパニックが起きたらどうしよう」
「お店で買い物をしているときにパニックが起きたらどうしよう」

こういう風に、常にパニックが起こってしまうことを自分で想定し、
そうなってしまったら、そんな姿を見られたくない
恥ずかしいパニックが治まるまでどこに身を隠せばいいのか?
ということを考えてしまいます。


私はパニック障害歴?はちょうど2年となりました。

現在は薬やみなさんのおかげで、
パニック発作そのものは起こらなくなりました。

しかし、あいかわらず、今までと同じ、
抗不安剤(精神安定剤)を朝、昼、晩、寝る前と服用しています。

パニックそのものは起こらなくなりましたが、
時々不安になります。

それは何か原因があるわけでも、
不安要素があるわけでもないのに、
漠然とした不安に襲われるときがあります。

もちろん、予期不安というものもあります。

それで病院の先生に相談したのは、

「不安になるときがあるんですけど、
 なにが正常な不安で、何がパニック障害からくる不安なのか、
 区別が付かなくなってるんです」

ということです。

先生にこう言われました。

『パニック障害の、「パニック(発作)」は敵ですが、
 「不安」という物は敵ではありません。』

と。

後は先生の受け売りです(^^;)

あなたは不安というものを取り除こうとしています
ですが、不安そのものを人間から取り除くことはできません。

あなたは不安を感じている自分に意識を集中してしまっています
あなたは正常な時、ものごとを実行するときに、
自分が不安になっていることを意識しながら行動していましたか?

不安という感情は、人間の防衛本能であり、
理性でもあります。

例えば、

 ある人が憎いから、殴ってしまえ、と思ったとしましょう。
 ですが、その人を殴ってしまったら、
 社会的立場、自分の尊厳、今までの価値観などが
 失われてしまうのではないか?
 と不安を感じ、その不安が「殴ってしまいたい」という
 感情を抑えています。

 それを普段は、不安に感じているから、
 人を殴らないんだ、と感じることはありません。
 それは人間の自然の本能的行動です。

違う例でたとえると、

 シマウマはいつも怯えています。
 これはいつライオンやチーターに食べられてしまわないか?
 と不安に感じ、あたりを見回し、おどおどしています。
 不安がないと、無防備になり、
 すぐに食べられてしまいます。

これも自然の行動です。


話が回り道しましたが、

人間に「不安」というモノはつきものです。
不安にならない人はいません。


パニック障害になってしまうと、
不安になっている自分が怖いのです。


パニック障害の完治への道は、

「不安と取り除く」のではなく、

不安はあるけれども、行動できる。
不安を抱えながらでも日常を過ごせる。

そして、最終的に

「それが不安だと、自分で感じることもなくなり、
生活が送れるようになる。」

ということです。

先生のこのアドバイスは、
私にとって、かなりのブレイクスルーでした。

私は勘違いをしていたのかもしれません。
「この私をとりまく不安を取り除くことが必要だ」と
考えていたからです。


『不安は敵ではない』

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