[書評]自分を見つける心理分析・セルフカウンセリング入門

現在、私自身、パニック障害という、いわゆる精神病にかかっておりまして、もっか治療中の身であります。

それで、いちを現在では月に一回の主治医のカウンセリングを受けております。そのおかげか、順調に直ってきており、普段の生活にはほとんど支障はない状態です。

しかし、カウンセリングというものは、基本的には受動的な行動であり、先生に自分の話を聞いてもらい、そこから次へのステップを先生に引き出してもらう、というのの繰り返しです。

最近思っているのは、もっと自分を知ることが大切だ、ということ。

自分をもっと積極的に知る、つまりはもっと能動的に動いてみようと思ったわけです。

そこで見つけたのが、「セルフカウンセリング」。

いちをセルフカウンセリングのスクーリングとかもいろいろありましたが、いきなりお金をかけてまではどうかな?と思ったので、とりあえずは書籍で「セルフカウンセリング」というものを知ろうと言うことになりました。

そこで選んだのが、下の書籍。


自分を見つける心理分析―セルフ・カウンセリング入門 (ブルーバックス)


私自身が病に冒されているので、今までの経験で話しますが、カウンセリングというのは、自分自身では自分のことが分からなくなっているから行くのです。自分で自分のことがすべて分かったら、問題ありません。まぁ、世の中そんな人はほとんどいないと思いますが・・・

そこでこの本では、「セルフカウンセリング」と題うって、自分自身を知る方法を解説してあります。

この本で書かれている、基本的な方法は、「思ったこと、感じたこと、言ったこと」と紙に書く、と言うことが中心にかかれています。

え?と思う方もおられるかも知れません。

そもそもカウンセリングというのは、精神科医や臨床心理士との会話で自己発見や啓発を進めていくのが普通かと思います。

しかしこの本では、自分で自分と話すことは避け、あえて、そのときの状況、発言、感情を詳しく書き記していくことから始まります。

これは書くことによって、ある事柄が自分の感情や欲求と一時的に切り離すことができ、そして、きちんと時系列で整理することができるという点が大きいと思います。

まず、ある場面で不快な感情を抱いたとしましょう。その場合、その不快という感情は、自分の価値観との差異から生まれてくるものです。自分の考えではこうなのに、と思うことと目の前で起こっている事象がかけ離れている場合に不快と感じてしまうのです。

しかし、この場面を紙に書いてみるとどうでしょう。

書き方は、
自分と相手の欄を別にする。
そして、きちんと時系列で並べる。
発言したことと感じたことは分けて書く。

と言うものです。

すると、その不快に思ったことについて、自分の欄の感情は不快に思っている考えで埋まってしまうでしょう。しかし、紙に書いてあるのは相手の発言・行動と自分の発言・行動を分けて書いています。

相手の欄をじっくり読むと、相手は自分に対して不快にさせようと思って発言したものではない、と言う場合がほとんどなのです。

つまり、自分の欲求や価値観などが相手の発言や行動を「不快」というもので限定してしまい、相手が見えなくなってしまっていると同時に、自分も見えなくなってしまっているのです。

この本を読み進めていくと、いろいろな事例を、紙に書いたものとして見ることができます。

不思議なことに、自分が不快に感じたことのほとんどは自分自身の欲求から生まれてきている、ということに気が付かされます。

人間は必ずと言っていいほど、ほとんどの言動は自分の欲求を元にしています。

この本では、その自分の欲求は一端置いておく、というのが大事なんだと説明していると思います。

もっと単純に言えば、自己中心的な考えは短絡的な結果しか生まないと言うことなのではないでしょうか。

ですが、人間、不快に思うことは不快に感じますし、嬉しいと思うことは嬉しいと感じます。

そこで大事なのが、なぜ不快に思ったのか?なぜ喜びと感じたのか?、を自分自身の欲求と共に考える必要があるのではないかと提唱しています。

平たく言えば、自分の思うがままに行動・発言するのではなく、その後でもいいから、自分自身とは別な、「第3者の目」というもので、きちんと自分自身を見つめると言うこと。

精神科でカウンセリングを受けていて、カウンセリングが成立するのは、先生という第3者という目線で自分を見てくれるから、冷静に自分を引き出すことができるのではないでしょうか?

この本で読んだことがいつでもどこでも実践できるか?というと難しいと思います。しかし、これで学んだこと、共感したことを心にとどめておくことは大事だと思います。

少しでもそこで自分自身を再発見できれば、ラッキーです。

つたない文章ですみません・・・・(^^;)

参考になるかどうか分からない、書評でした(^^;)


自分を見つける心理分析―セルフ・カウンセリング入門 (ブルーバックス)