約5年ぶりのNC

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 私は、パニック障害という病気にかかってから、もう5年以上経ちます。

 このパニック障害という病気、突然パニック発作に襲われるということから、逃げ場がない場面や、身を潜めたりするところがないと不安になります。もしこの場でパニックが襲ってきたらどうしよう、という予期不安からくるものです。

 私のやっている仕事は、オンラインの仕事とオフラインの仕事という2種類に分類されます。(あまり詳しく書くと職場がばれるので曖昧に(^^;))。オフラインというのは、保全業務であったり、開発業務であったりと、自分で時間管理ができる仕事です。しかし、その逆のオンライン業務というのは、一日のうち、業務に当たる時間が決まっており、しかもその時間はその場所に必ず座っていなければならず、逃げようがありません。というか、他の人に変わろうと思っても代われない状況なんです。

 そのオンラインの仕事のうち、我が職場で大半を占める、「NC」という業務。

 この業務は先ほども書きましたが、その時間は装置の前に座り、時間とリアルタイムに進んでいく画面を常に監視し、その場から逃げられないものなのです。1秒たりとも目の前の状況から目を背けることはできません。

 その業務、私がパニック障害という病気にかかってからは、その「予期不安」というものがあるせいで、怖くてその業務をすることができませんでした。

 病気になった当初は、あの仕事は二度とできないだろうな~、と思っていました。というのも、病気が発病して職場を休職し、一回復職したとき、「できるできる」と安易に考えてしまった私は、NCに付いてしまったのです。その最中に不安が増大してきてパニック発作が起こってしまったのです。あまり思い出したくもない記憶です。だから、NCという業務の恐怖もなおさらです。なので、今までこのNCという業務は一切やっておらず、ひたすらオフライン業務だったのです。

 しかし、その「NC」という業務に、先日の土曜日、時間は短いながらも従事することができました。

 


 平日のその業務は、最長約1時間の業務をやらなくてはならないのですが、土日は5分間と15分間の2回。

 平日とは違い、時間は短いですが、その業務をやることができたというのは、自分としてはものすごいステップアップだったと思われます。あれだけ恐怖と思っていた業務ができるようになったのですから。

 たしかに、その業務をする前に、「ソラナックス」という安定剤を飲みましたが、それでも無事にやり遂げることができというのはとても大きなことです。

 この病気を知らない皆様にとっては、「それのどこが大変なの??」と疑問を持たれるかと思います。ちょっと皆様にわかりやすく説明すると、たとえば高所恐怖症の人が、50階建のビルの屋上から、15分間、下を見続けられるようなった、といったらわかりやすいでしょうか?(^^;)。こんな、たったこれだけのことをやれるようになるまで、5年も月日を費やしてしまいました。5年でようやくここまでこれたか、という感じです。

 今後は、この土曜日の短いNC業務を、ソラナックスという頓服なしでやれるようにすることです。

 そしてそれができるようになれば、平日のNC勤務に就きたいと考えております。これは、先ほども書きましたが、1時間の長丁場になります。

 着実に回復に向けて自分が進んでいると実感できる、大きな1日でした。